塗料のいろいろな分類方法

塗料を分類するとき、いろいろな分類方法が考えられます。構成する展色剤となる“樹脂”によるもの、被装物によるもの、塗装工程によるもの、塗り方によるもの、塗膜の外観によるもの、乾燥方式によるもの、塗料の状態によるもの、顔料によるもの、というように各種考えられます。

ここでは、各種分類の仕方による内訳をご紹介していきます。最初に、“樹脂”による分類として、次のような分け方があります。油性、ラッカー系、アルキド樹脂、アミノアルキド樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ゴム系と多岐に亘ります。“被装物”による分類としては、コンクリート用、木工用、屋根用、床用、外装用、鉄鋼用、自動車用、プラスチック用、軽金属用、船舶用などです。“塗装工程”による分類は、一般的に言われている3回塗りという下塗り、中塗り、上塗りがあたります。

“塗り方”による分類はあまり見かけませんが、刷毛塗り用、静電塗装用、電着塗装用、吹付用などです。“塗膜の外観”による分類として、艶あり/なし、エナメル、クリヤー、模様、多彩模様などです。“塗膜の機能”から分類すると、さび止め、船底、防火、耐熱、耐薬品、防音、防カビなどがあります。“乾燥方式”による分類として、揮発乾燥、融着乾燥、融解冷却乾燥、酸化乾燥、反応硬化乾燥などがあります。

“塗料の状態”による分け方として、エマルション、多液型、水溶性、既調合型、粉体、溶剤型等です。“顔料”による分類として、鉛丹ペイント、アルミニウムペイント、ジンクリッチペイント、グラファイトペイントなどが挙げられます。最近では、環境対応型塗料という分類もあります。対象としては、ハイソリッド塗料、無溶剤塗料、水系塗料、粉体塗料などがあります。